長野教区浄土宗青年会によるボランティア活動

令和元年(2019)年、10月12日に上陸した台風19号により、長野県北東部は甚大な被害に遭いました。

長野県内の浄土宗青年僧が加盟する長野教区浄土宗青年会では、当初より迅速な情報共有を行い、連日にわたり災害ボランティア活動が行われておりました。
会の運営に関わられている事務局の皆様には頭が下がる想いです。

会員の私も先日遅かれながら、長野市内のご寺院での作業に参加させていただきました。

長野市は私にとって信州大学時代、5年間過ごした思い出の場所でもあり、現場に向かう道すがら見た千曲川河川敷の惨状には言葉を失いました。

清掃中の様子

現地では主に床上浸水した住居部分の汚泥除去・清掃を行いました。

水を含んだ泥は非常に重く、土のうに入れ運んでいくだけでも重労働でした。
また、泥の汚れを落とすためには高圧洗浄機などの機械が必要にもなり、電源の確保や漏電の危険性など、作業中も気を使うことが多かったです。

清掃後

継続的な支援が必要

今回、実際に現地での活動をさせていただいたことで、水害の恐ろしさや復旧の大変さなどを身をもって実感しました。
とくに、今回のような清掃作業は、機械以外にも屋内で作業する人的支援が重要であり、ボランティアの方々の活動が今も求められております。

当山では今後も継続的に支援を続けてまいります。また、私が今回のようなボランティア活動を続けられるのも、日頃から善立寺を支えていただいている檀信徒の皆様、地域の皆様のご支援によるものです。ありがとうございました。

今後も私たちにできることを精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

副住職こうじりゅうじ

浄土宗善立寺副住職
大正大学地域構想研究所客員研究員
元エンジニアで寺院のデジタル化を推進する
寺院ITアドバイザーとしても活動している
ScanSnapアンバサダー/認定DXアドバイザースペシャリスト