最近、SNSやフリマアプリで香木(沈香/伽羅)の国際個人取引を持ちかける事案が発生しています(私も持ちかけられました)
香木(沈香/伽羅)の輸出入はワシントン条約で制限されており、輸出入国で許可証や税関での提出が義務付けられています。
ほとんどの個人取引はそれらの手続きを経ていない「違法取引」です。
お香の文化を末永く残すためにも、正規取扱店で購入しましょう。
お香の種類を知っておこう
線香や焼香の基となる香材には、代表的な3つの種類があります。
今回はその3種類についてまとめました。
これで日頃のお線香選びも楽しくなること間違いなしです。
また、お香を手軽に楽しめるお香専門店も紹介。
1.白檀(びゃくだん)
もっともポピュラーなお香
ビャクダン科の植物で一般的に広く普及しています。
英語では「サンダルウッド」と呼ばれ、アロマオイルの材料として馴染み深いですね。
スーパーで売っているお香にも「白檀の香り」というものが多いです。
が、混ぜものなしの白檀100%のものは少ないのでご注意ください。
原産国:インド
2.沈香(じんこう)
ちょっといいお香
ジンチョウゲ科の植物でもとは軽い植物。
育成過程で香りの基となる樹脂の分泌され、水に沈むほどの重さになります。
このことから沈水香木、「沈香」と呼ばれます。
一般に普及している白檀とは明らかに異なる幽玄な香りです。
原産国:東南アジア
3.伽羅(きゃら)
超高級なお香
沈香の中でも特に高品質のものは伽羅(きゃら)と呼ばれます。
とても貴重な香材で1gあたり数万円!金相場よりも高い!
現在は乱獲により原木が減少
ワシントン条約により保護され、輸出入も規制されています。
そしてますます価格が高騰中。
ほんの一摘み薫じるだけでその場の雰囲気が変わるほど芳しく洗練された香りが広がります。
一度この香りを嗅げば、なぜそこまで重宝されるのかも分かります。
お香を手軽に楽しめるお店は?
お香っていろいろ種類あるのね。
じゃあ、お香を試してみるお店はどこにあるの?
という方におすすめのお店があります。
山田松香木店
京都に本店を構える老舗のお香屋さん。
京都店は御所のそば。また、2015年には半蔵門駅そばに東京店をオープン。
寺院向け商品以外にも、ご自宅で手軽にお香を楽しむ製品も多く揃えています。
店内では匂袋作りや練香体験、聞香体験なども行っていて、国内外から多くの方がいらっしゃいます。
オンラインストアあります
お仏壇で使うお香はもとより、
お香を使った様々な製品が販売されています。
ビジネス用お香製品というものもあり、中でも特に面白いのが、名刺入れ用匂袋。
名刺入れに忍ばせれば、名刺がいい匂いに!という商品!
名刺交換の際、名刺からいい匂いしたら相手の印象に残ること間違いなし!
最近、SNSやフリマアプリで香木(沈香/伽羅)の国際個人取引を持ちかける事案が発生しています。香木(沈香/伽羅)の輸出入はワシントン条約で制限されており、輸出入国で許可証や税関での提出が義務付けられています。
ほとんどの個人取引はそれらの手続きを経ていない「違法取引」です。
お香の文化を末永く残すためにも、正規取扱店で購入しましょう。