7月28日、大盆施餓鬼法要を執り行いました。
当山の最大の年中法要であり、毎年大勢の方にご参列いただいておりましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の為、法要は寺方のみでご回向させていただきました。
がらんとした本堂でのお施餓鬼法要はなんとも寂しく、日頃どれだけ皆様からお力をいただいていたのか痛感しておりました。
しかしながら、法要を終えてみると、大勢の方が塔婆のお受け取りに来てくださり、激励のお言葉をいただきました。
「久しぶり!」「お元気でしたか!」「御詠歌早くやりたいね!」「乗り越えようね!」
そんな皆様の声も広がり、久しぶりに当山がお檀家様の笑い声に包まれたような気がします。
改めて、お寺は人で成り立っているのだと、感じ入りました。
この疫病により、人と人との間に分断が生まれるようなことがないよう、仏の教えを通じて、皆様と共に乗り越えていきたいと想っております。
今後も、感染対策を取った上で、人と人とのつながりを感じられるような”おてらつくり”を進めてまいります。
塔婆の受け取りについて